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2005-04-13 ArtNo.35347
◆中国鉄鋼各社、インドにおける合弁の機会物色
【ニューデリー】宝鋼集団公司(Baosteel Group)がインド市場進出に関心を表明したのに続き、鞍山鋼鉄集団(AISC:Anshan Iron and Steel Corporation)、本渓鋼鉄集団(Benxi Iron and Steel Group)、Don Bei Teshun等、中国の他の大手鉄鋼メーカーも、インド鉄鋼メーカーと合弁もしくは提携する意向を表明している。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが4月11日報じたところによると、温家宝首相の訪印に先立ってインドを訪れた遼寧省代表団はインド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)メンバーと非公開会議を行い鉄鋼領域における協力や取引の拡大に関して協議した。
遼寧省代表団の団長を務めた遼寧鉄鋼委員会の趙新良副委員長(前副省長)によると、多くの中国鉄鋼メーカーが海外投資に関心を抱いている。インドは中国企業が投資を検討する主要市場の1つで、インドからの鉄鉱石の輸入にも大きな関心が寄せられている。これらの中国企業は様々なインド企業と商談を進めている。
今回の会議では中国産コークスと中グレードのインド産鉄鉱石のバーター取引、中国企業のインド鉄鉱山への出資、鉄鋼領域における技術協力等の問題が話し合われた。
インド側からはSteel Authority of India Ltd(SAIL)、Rashtriya Ispat Nigam Ltd(RINL)、Ispat、Essar、Tata Iron and Steel Company(Tisco)等の幹部が参加した。しかし話し合いは初歩的なもので、具体的合意にはなお時間を要する見通しと言う。
ISAのMoosa Raza会頭によると、インド鉄鋼メーカーは国内業界が必要とする高品質な鉄鉱石の輸出には応じられないことを確認、中品質の鉄鉱石と中国産のコークス用炭のバーター取引を提案した。この他、中国の鉄鋼メーカーがインドにおける生産設備に投資するよう求めた。これに対して中国側は地元鉄鋼会社への出資に関心を表明した。
中国の鉄鋼需要は、2008年の北京オリンピックに向け過去数年急増しており、インドの対中輸出のほぼ半ばが鉄鉱石で占められていると言う。
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