【ニューデリー】インドを訪問中の温家宝首相は、11日に催されたインド業界代表との会議の席上、二国間の往復貿易を現在の130億米ドルから2008年までに200億米ドルに、また2010年までに300億米ドルに拡大することに期待を表明した。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが4月11/12日、温首相の発言を引用し伝えたところによると、中国とインドは、『経済協力貿易五カ年計画』の立案、自由貿易協定(FTA:free trade agreement)締結を目指す共同事業化調査、エネルギー領域における協力、世界貿易機構(WTO)における提携強化等の点で合意したと言う。
インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)とインド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が共催したこの日の会議には、少なからぬインド経済界の大物が欠席したが、この点に関してCIIのメントール、Tarun Das氏は「誰も出席しなかった訳ではない。国内の異なる地域のビッグ・ネームも参加した。産業界の大物がジェネラル・スピーチを聞くために挙って参集する方が可笑しい。インドを公式訪問した外国の高官が小規模なビジネスマン・グループと重要な話し合いを行うのは、むしろ好ましいこと。こんなことは過去数年なかったこと」と語った。