SEAnews 2005-04-11 ArtNo.35341

【ニューデリー】Reliance Industries Ltd(RIL)傘下のグジャラート州Jamnagar製油所は液化石油ガス(LPG)の滞貨が急増、政府に輸出許可を申請した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月8日、業界筋の消息として伝えたところによると、国内に独自の小売り網を保持せぬＲＩＬは、Indian Oil Corp (IOC)から「値下げせぬ限りＬＰＧの買取に応じない」との通告を受ける中で、4月6日、3度にわたり石油天然ガス省にＳＯＳを発信、直ちに20万トン、その後8月まで毎月25万5000トンの輸出を許可するよう求めた。政府がＬＰＧ小売り価格を凍結したことから、ＩＯＣは1シリンダー当たり82ルピーの損失の少なくとも3分の1を引き受けるようＲＩＬに要求した。
ＲＩＬのグジャラート州コンプレックスは4日分の生産量に相当する2万5000トンのＬＰＧを貯蔵できるに過ぎない。ＩＯＣは2004－05年を通じてＲＩＬから180万トンのＬＰＧを購入したが、現在はグジャラート州内の需要を満たすため少量を買い取っているに過ぎない。
この点に関してＲＩＬスポークスパースンは、「目下、問題を協議中で、間もなく友好的な解決策が見いだされるだろう」とコメントした。またＩＯＣのSarthak Behuria会長は「我々はＲＩＬの全ての石油製品及びMangalore Refineries and Petrochemicals Ltd (MRPL)等の他の製油会社の製品の買取交渉を進めているが、石油製品の不足は生じていない」と語った。