2005-04-11 ArtNo.35336
◆国営電話会社BSNL、3年間にUS$172億投資
【ニューデリー】国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)は向こう3年間に約7万5000クロー(US$172.26億)を投じて電気通信サービスを拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが4月8日伝えたところによると、BSNLのA.K. Sinha会長兼MDは7日記者会見し以上の消息を語った。それによると投資費用は大部分内部資金で賄うが、一部の資金を市場で調達する可能性もある。
向こう3年間に移動体/固定/広帯域サービスの契約者数を1億2500万に拡大する。手始めに来月は新たに200都市に広帯域網を拡張する。広帯域サービスに関しては転送速度256KbpsのData-1が既に32都市に導入され、契約者は3万3500人を数える。セル式電話サービスについては410万人の新規契約者の獲得を目指す。BSNLは国内第2のセル式電話会社で、現在の契約者数は900万人弱、2004-05年の成長率は78%以上(予測値)に達した。
2004-05年の売上は3万7000クロー(US$84.98億)、純益は前年の5972クロー(US$13.72億)から約7000クロー(US$16.08億)に拡大したものと見られる。BSNLの利益は『アクセス赤字補填料(ADC:access deficit charge)』の評価により打撃を受けたが、同評価額がさらに下方修正されるなら、同社の財政に一層深刻な影響を及ぼすと言う。
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