1995-10-13 ArtNo.3533
◆日本ビジネスマン、シンガポーリアンと共同で<緬>市場開拓
【シンガポール】シンガポール拠点の日本人ビジネスマンとシンガポーリアンが共同でミャンマー・ビジネスの開拓に乗り出した。
東芝シンガポールのゼネラル・マネージャーを務めた経歴を有する望月氏は、東芝製品のシンガポール及びミャンマーにおける販売代理を務めるゴールデン・グローリー・カンパニーのロー・キムヨン会長と去る5月に払込資本250万Sドルの新会社マーケッティング・インベストメント・カンパニー・ミャンマーPte Ltd(MIC)を設立した。
MICのマネージング・ディレクターを務める望月氏によると、ミャンマーにおけるオフィス/アパートの建設、貿易展示会の主催の他、オートバイ、家電、宝石の輸出入ビジネス等を手掛ける。既にミャンマー政府に投資額約600万Sドルの41ユニットのサービス・アパートの建設とオフィス・ビルの開発を申請した他、ヤンゴン市内に貿易展示館の開発も計画している。貿易業務ではホンダ製オートバイを月間300台(S$60万)ミャンマーに輸出する。ケンウッド、ソニー、アカイのオーディオ機器とリコーのオフィス自動化機器のミャンマー/モンゴルへの輸出業務を手掛ける同社は、目下ヤンゴン市内にオーディオ・センターとリコー・オフィス・オートメーション・センターの開設準備を進めており、いずれも3カ月以内に完成する予定だ。またルビーやサファイア等の宝石の原石を輸入し、日本に再輸出する。この他、日本の旅行会社代理店の経営や野川シンガポールと共同の日本レストランのオープンを計画している。日本レストランはシンガポール・テクノロジー・グループが開発したヤンゴン市内のサミット・パークビュー・ホテルに設けられる。
MICのロー会長はまたミャンマーの急成長する建設市場に注目、セメントの輸出許可をミャンマー政府に申請していると言う。(BT:10/12)
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