2005-04-06 ArtNo.35311
◆昨年は製造業134業種中77業種が二桁成長:Ascon
【ニューデリー】昨年(2004-05)は製造業134業種中34(28)業種の生産が20%以上、43(38)業種が10-20%、49(50)業種が0-10%の成長を遂げ、マイナス成長を記録したのは僅か8(19)業種だった(括弧内は前年の数字)。中でもテレコム部門は生産と売上の双方でスター・パフォーマンスを示した。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月4日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)合同委員会(Ascon : Association Councils)はこのほど以上の調査報告を発表した。それによると、売上では68業種中16(15)業種が20%以上、23(20)業種が10-20%、22(23)業種が0-10%成長、7(9)業種がマイナス成長を記録した。輸出成長率が20%以上を記録したものは20業種にのぼり、10-20%は17業種を数えた。
生産面で20%以上の成長を記録した業種には、ディーゼル、ガソリン、海綿鉄、スイッチギア、自動車コンポーネント、ナイロン長繊維(nylon filament yarn)、流体動力(fluid power)、アルゴン・ガス、空気圧縮機、ボイラー、ディーゼル・エンジン、繊維機械、送電塔、ゴム製履き物、住宅金融、食用油、セル式電話サービスが含まれる。
塗料、キャパシター、研磨剤、鍛造品、工業用バルブ、工作機械、ポンプ、変圧器、ビスケット、観光は10-20%の成長を記録した。
生産ボリュームでは電話線が44.71%、セル式電話サービスが105%の伸びを記録、セル式電話サービスの売上は68業種中最高の60%の成長をマークした。この他、住宅金融52%、産業金融40%、流体動力39%、トラクター36.7%等が目覚ましい成長を遂げた。自動車輸出の絶好調も持続、取り分け商用車と自動車コンポーネントの輸出の伸びが顕著だった。軽商用車は72.9%、中・大型商用車は49.3%、自動車部品は40%の伸びが記録された。
報告書はその一方で、高いインプット・コスト、冗長な輸出奨励手続き、関税免除パスブック(DEPB:duty exemption passbook)スキームに代わる奨励措置の欠如、依然不十分な稼働率、中古品輸入の無規制等、問題点も指摘している。
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