2005-04-04 ArtNo.35298
◆起業家ベースのIT企業がNasscom新規加入者の20%に
【ニューデリー】情報技術(IT)起業家は2001年にはテクノロジー・ビジネスで火傷を負い、撤退を強いられたが、昨年はこの種の起業家が復活した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月31日伝えたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)のSunil Mehta副会頭は同紙に以上の消息を語った。それによると過去2年間にはIT起業家の顕著な復活が見られた。2001-02年には起業家ベースの多くのIT企業が“dotcom”崩壊の嵐に巻き込まれ、倒産したが、2004-05年にNasscomに加入した企業の約20%が起業家に率いられるITサービス及びIT対応サービス(ITES)企業だった。
Nasscomメンバーは2003-04年の850社から2004-05年の約900社に増加した。この内約625社はITサービス企業、約275社はITES企業、約150社はIT/ITES双方を手がける企業となっている。
Nasscomメンバーは1990年代半ばまでは大部分が大企業により占められていたが、90年代後半からソフトウェア製品、組込ソフト、インターネット等を手がける小規模企業が加わった。相前後するように多国籍企業がインド市場に注目するようになった。2000年初にはインドが自らをITサービスの国際ハブと位置づけるようになり、少なからぬ多国籍IT企業がNasscomに加わるようになったと言う。
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