2005-04-04 ArtNo.35285
◆SAIL/Ispat/Tata Steel、4月1日より鋼材値上げ
【ムンバイ】原料コストの急騰に伴いSteel Authority of India Ltd (SAIL)、Ispat Industries Ltd(IIL)、Tata Iron & Steel Company Ltd(Tisco)は、4月1日から製品価格を上方修正した。他の鉄鋼メーカーも追随するものと見られる。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月2日報じたところによると、Tiscoは鋼板の長期供給価格を20%、トン当たり5000ルピー・アップ、SAILは条鋼価格を5-6%、トン当たり800-1200ルピー、鋼板価格を6-7%、トン当たり1500-2000ルピー・アップ、IILは鋼板価格を3%、トン当たり1000ルピー・アップ、Uttam Galva Steelは今四半期の国内価格をトン当たり1500ルピー引き上げた。Essar Steelスポークスマンも数日中に価格に見直しを加えると語った。
業界筋によると、鉄鋼メーカーらはインプット・コストが急騰する中で、やむなく値上げを発表したものだが、鉄鉱石の長期供給価格は71.5%、石炭価格は100%以上、コークス価格は300%、ペレット価格は86%、それぞれ上昇した。鉄鋼省は昨年8月、市場に介入し、鉄鋼メーカーにトン当たり2000ルピーの値下げを強いたが、今回は鉄鋼業界の決定に異議を唱えることはないものと見られる。自動車業界も鉄鋼の値上がりを見越して4月から値上げを行っている。
|