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2005-04-04 ArtNo.35284
◆第3四半期のGDP成長率6.2%に鈍化
【ニューデリー】インドの国内総生産(GDP)は2004-05年第3四半期に6.2%成長したが、前年同期の11%に比べ顕著に鈍化した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが4月1日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し伝えたところによると、GDP成長率の鈍化は主に農業生産が第3四半期に1.1%のマイナス成長を記録したことによる。前年同期の農業生産は18.2%の成長を見ていた。今年に入って以来GDP伸び率は第1四半期の7.4%、第2四半期の6.6%、そして第3四半期の6.2%と下降線を辿っている。
第3四半期のGDP成長は貿易/ホテル/運輸/通信部門の10.5%の成長に牽引されたが、同伸び率も前年同期の13.6%を下回った。しかし製造業の成長率は10.4%(7%)、金融/保険/不動産/ビジネス・サービス部門は8.1%(7.3%)、建設部門は8%(5.9%)、地域共同体/社会/個人サービス部門は5.8%(5.2%)、電気/ガス/水供給部門は4.4%(3%)と、何れも前年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を上回った。しかし鉱業/採石部門は4.8%(5.8)と前年同期の伸びを下回った。
年初9ヶ月(2004/4-12)のGDP成長率も6.7%(8.6%)に鈍化した。内訳を見ると、貿易/ホテル/運輸/通信11%(10.8%)、電気/ガス/水供給6.6%(2.4%)、農業0.3%(9.3%)、製造業9.2%(6.7%)、金融/保険/不動産7%(7%)、地域共同体/社会/個人サービス6.4%(9.7%)、建設5.6%(7%)、鉱業/採石5.2%(4.9%)と続く。
年初9ヶ月の要素費用(factor cost:生産者が受け取る価格=消費者の支払う市場価格-間接税=GNP-間接税)から見たGDPは111万3956クロー(US$2258億)と、前年同期の104万3746クロー(US$2397億)を上回った。第3四半期に限っては前年同期の38万7910クロー(US$891億)から41万1907クロー(US$946億)に拡大した。
年初9ヶ月の工業生産指数の伸びは鉱業4.9%(4.3%)、製造業9.1%(7.2%)、電気6.4%(3.4%)、また建設業の主要指数の伸びは、セメント6.8%(5.6%)、鉄鋼完成品3.8%(11.8%)だった。鉄道輸送については貨物輸送が8.2%、乗客輸送が6.9%の伸びを見た。その他の指標では、商用車生産が30.4%、港湾貨物処理量が11.1%、空港貨物処理量が18.3%、空港乗客処理量が21.8%、それぞれ増加した。
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