【ムンバイ】Tata Iron & Steel Company Ltd(Tisco)は4月から長期契約顧客に対する鉄鋼価格を20%ほど引き上げる。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが3月25日伝えたところによると、TISCOのB. Muthuraman重役(MD)は24日催された臨時株主総会(EGM:Extraordinary General Meeting)会場で以上の消息を語った。TISCOの各種鋼材のトン当たり価格は目下のところ2万4000ルピー前後で、トン当たりほぼ5000ルピーの引き上げになる。
この日の会議では、借入上限の1万500クロー(US$24.116億)への引き上げと、5000クロー(US$11.48億)の資金調達計画が承認された。
TISCOは向こう5-6年間に2万1500クロー(US$49.38億)を投資、2008-09年までに年産量を1200万~1500万トンに引き上げる。オリッサ州に1万6000クロー(US$36.75億)を投じて年産600万トンの新製鉄所を建設する他、8000クロー(US$18.37億)を投じてジャールカンド州Jamshedpurの既存製鉄所の年産能力を500万トンから700万トンに引き上げる。
Ratan Tata会長によると、これからの鉄鋼事業の成否は、独自の原料ソースを確保することにかかっており、同社の拡張計画も同戦略の基づいて実行すると言う。