SEAnews 2005-03-28 ArtNo.35240

【デリー】インフラ中核産業6業種の2005年2月の成長率は－0.6％(+12.2%:括弧内は前年同期の数字、以下同様)と、マイナス成長を記録、この結果年初11ヶ月の成長率も4.6％(6.5%)に鈍化した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが3月22／23日報じたところによると、中核インフラ産業の成長率は昨年11月の5％、同年12月の3.6％、今年1月の1.9％と鈍化傾向を辿って来たが、2月には終にマイナス成長に陥った。
今年2月の6業種の成長率を見ると、原油－5.0％、石油製品－3.5％、石炭－0.3％、電力－0.9％と、何れもマイナス成長をマーク、セメント1.3％(10.8%)と鉄鋼完成品1.7％が辛うじてプラス成長を維持した。
今年初11ヶ月については原油1.9％(0.6%)、石炭6％(4.9%)、電力5.4％(4.5%)、セメント6.6％(6.3%)の4業種が前年同期の伸びを上回ったが、石油製品5％(8.1%)と鉄鋼完成品3.2％(12%)の伸びは、前年同期を下回った。
今年2月の原油生産は250万トンと、昨年同月の270万トンを下回り、年初11ヶ月のそれは3106万トンと、前年同期の3049万トンを上回った。2月の石油精製量は948万トンと、前年同月の982万トンを下回り、年初11ヶ月のそれは1億808万トンと、前年同期の1億294万トンを5％上回った。2月の石炭生産は昨年同月と同レベルの3400万トン、年初11ヶ月のそれは前年同期比ほぼ6％増の3億3620万トンを記録した。2月の電力生産は459億5800万ｋｗｈと、昨年同月の463億8200万ｋｗｈを下回った。2月の鉄鋼完成品生産量は330万トンと、昨年同月の325万トンを僅かに上回り、年初11ヶ月のそれは3600万トンと、前年同期の3500万トンから微増した。2月のセメント生産は昨年同月比1.3％増の1090万トン、年初11ヶ月のそれは前年同期の1億1100万トンを上回る1億1900万トンを記録した。