【ニューデリー】国営石油ガス探査会社Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は4000クロー(US$9.16億)を投じラジャスタン州に新製油所を建設する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスが3月22日報じたところによると、ONGCのSubir Raha会長はCNBC-TV18テレビ・チャンネルのニュース番組の中で以上の消息を語った。それによると、新製油所は、英国企業Cairn Energy Plcが北西州で採取した原油を年間500万トンほど処理することになる。
同原油は比較的重質でパイプラインによる輸送が難しい。従って油田の近くに製油所を設けるメリットは大きい。
Cairnのウェブサイトによると、ラジャスタン州にはMangala、Aishwariya、Saraswati、Raageshwarに同社が手がける油田が存在し、Mangalaには10億バレルの埋蔵が予想されている。同油田に隣接したN-A油田は2007年末までに日量8万-10万バレルの原油を産出する見通しだ。
しかしCairn社のインド顧問を務めるSundeep Bhandari氏は以上の消息に対するコメントを控えた。