2005-03-21 ArtNo.35224
◆Jaypee、水力発電能力を1700MWに拡大目指す
【ハイデラバード】デリー拠点の年商3000クロー(US$6.89億)のJaypee Groupは、インドにおける発電事業の将来性に注目、2010年までにその設備能力を1700MW(メガワット)に拡大、国内最大の水力発電プレーヤーになることを目指している。
ビジネス・スタンダードが3月18日報じたところによると、Jayaprakash Associates Limited (JAL)が完全出資するJayaprakash Hydro-Power Limited (JHPL)は、Jaypee Groupにとって初の水力発電事業会社で、目下ヒマチャルプラデシュ州に300MWの水力発電所を経営している。Jaypee GroupのSuresh Kumar取締役によると、グループは2006年6月と2010年に、それぞれ400MWと1000MWの第2、第3の水力発電プロジェクトを完成させる予定だ。第2、第3の水力発電事業は、JAL以外の別の子会社2社により手がけられる。
JALは、JHPLの36.66%の権益をブック・ビルディング方式により公開(IPO)する計画だが、建設工事が既に完了しているため、投資家にとっては極めて安全な投資対象と言える。同発電所は2003年6月に稼働し、ヒマチャルプラデシュ電力局(HPEB:Himachal Pradesh Electricity Board,)と40年間の電力売買契約(PPA:power purchase agreement)を結んでいる。公開公募は2005年3月22日に受け付けが開始され、同月29日に締め切られる。額面10ルピーの株式の発行価格は27-32ルピーにセットされると言う。
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