2005-03-18 ArtNo.35207
◆Sony Ericsson、携帯電話端末の製造検討
【ニューデリー】Sony Ericssonは、インドで携帯電話端末を製造する可能性を検討している。しかし最終判断は製造を委託しているパートナーが下すことになると言う。
デカン・ヘラルドとインディアン・エクスプレスが3月17日報じたところによると、Sony Ericsson IndiaのSudhin Mathur重役(GM)は16日、一連の携帯電話端末新モデルを発表するとともに以上の消息を語った。それによると、Sony Ericssonはインドにおける製造機会を探っているが、同社はFlextronicsやBeijing Mobile Corporation(BMC)に製造業務を委託しているため、最終方針はこれらのベンダーが下すことになる。同社はインド市場に関する情報をこれらのベンダーに提供している。Sony EricssonはBMCに50%出資している他、日本、シンガポール、スウェーデン、マレーシアにも製造パートナーを有する。これらのパートナーが揃ってインドに製造拠点を設けるなら、Sony Ericssonはインド国内ばかりでなく、その製品をインドから海外に輸出することができる。
2005年の携帯端末の販売量は2400万セットに達し、内1700万セットはGSMベースのもので占められる見通しだ。カラー・フォーンの携帯端末販売全体に占めるシェアは2004年の45%から今年は55%に拡大するものと見られる。インドは同社にとってアジア太平洋地域のトップ5市場に数えられ、Sony Ericssonはインド・セルラ市場のトップ・スリー・プレーヤーの1社と言う。
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