2005-03-18 ArtNo.35206
◆Xenitis、中国パートナーと提携1万ルピー以下のPC発売
【ニューデリー】西ベンガル州Kolkata拠点の情報技術(IT)会社Xenitis Infotech Pvt Ltd (XIPL)は中国パートナーと提携し、1万ルピー以下のブランド・パーソナル・コンピューター(PC)を発売するとともに、250クロー(US$5742万)を投じ2005年5月までにPCコンポーネント工場を建設すると発表した。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月15/16日伝えたところによると、XIPLは15日ニューデリーで“Aapna PC”レーンジのコンピューターを9990ルピーで発売した。XIPLのSantunu Ghosh取締役によると、ブランドPCを他社の半値の1万ルピー未満で発売したのは、一般人の門口まで先端技術を届けると言うビジョンに基づいている。Aapna PCは、ポピュラーなIntelやAMDではなく、より低コストなCyrixベースのチップ・セットを用いている。地盤にする東部地区ではAapna商標を、西部地区ではAmchee商標を使用している。
XIPLは、消費者の幅広いニーズを満たすためラップトップを含むハイエンド・モデルも準備しており、最終的に国内PC市場の25%のシェア獲得を目指す。ラップトップPCのエントリー・レベルの価格は4万ルピー未満に設定されている。
Apna PCは、非組織部門(un-organised)のプレーヤーに脅威を及ぼすものと見られる。非組織部門は、年率30%の成長を遂げる年商1万クロー(US$22.97億)のインド・コンピューター市場のほぼ50%のシェアを占めている。
XIPLは中国のPC大手Unitek Computers Company Ltdと手を組み西ベンガル州Hoogly県Chinsurahに250クローを投じて床面積20万平方フィート、月産12万5000ユニットのPCコンポーネント製造施設を設ける。同工場ではPCケース、SMPS(Switch-mode power supply)、メディア・チップの他、キーボード/マウス/CD Romドライバ/スピーカー等の周辺機器を製造する。
XIPLの2005年3月期売上は150クロー(US$3445万)と見積もられ、来年度売上はコンポーネント・ビジネスも加わるため500クロー(US$1.148億)に達する見通しと言う。
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