【チェンナイ】資金力を備えた多国籍プレーヤーが続々進出し、国内市場の競争が過熱する中で、インドの地場後発医薬品(generic drug)会社は収入源を絶やさぬため、新たな牧草地を物色しており、ラテン・アメリカ市場の開拓が新たな潮流になっている。
インディアン・エクスプレスが3月16日業界筋の言として報じたところによると、Ranbaxy、Wockhardt、Strides Arcolab等の指導的地場薬品会社は既にラテン・アメリカにプレゼンスを築いており、他の中堅後発医薬品会社も争って進出を図っている。中でもブラジルとメキシコがホットな進出先になっており、一部の企業は現地のパートナーや買収対象を物色、他のものは支店開設を図っている。
先月メキシコに合弁会社を設立したWockhardtは、ブラジルに別の事業拠点を設けることを検討している。同社はメキシコの指導的後発医薬品会社Representaciones E Investigaciones Medicas, SA de CVと、51：49の合弁会社Wockhardt Mexico SA de CVを設立した。新会社は当面Wockhardt製インシュリンのマーケッティングを手がけ、将来はWockhardtの他の製品も手がけると言う。
カルナタカ州Bangalore拠点のStrides Acrolabも既にラテン・アメリカに橋頭堡を築いており、Ranbaxyは合弁会社を設立する計画を発表している。