2005-03-18 ArtNo.35199
◆Chennai Petroleum、ポリプロピレン・プラント計画
【チェンナイ】Chennai Petroleum Corporation Ltd (CPCL)は1200クロー(US$2.756億)を投じてポリプロピレン・プラントを設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月17日報じたところによると、CPCLのS. V. Narasimhan重役(MD)は16日記者会見し、以上の計画を明らかにした。Engineers India Ltdが作成した初歩的な事業化調査報告書によると年産15万トンのポリプロピレン・プラントを設けることが可能だ。ポリプロピレンの原料になるプロピレンについてはCPCL自身が年間8万トンほど製造しており、残りは親会社のIndian Oil Corporation(IOC)から手に入れることができる。CPCLは詳細事業化調査報告書を作成し、政府の認可を取得する。同認可を取得した後4年でプロジェクトを完成できる。CPCLは同プロジェクトのためにタミールナド州Manaliに約400エーカーの土地を確保している。
CPCLはまたIOCがタミールナド州Ennoreで計画する250万トンの液化天然ガス(LNG)プロジェクトにも参加する。
CPCLはこの日、2360.38クロー(US$5.42億)拡張計画の一環として建設された年間原油処理能力300万トンの新製油所をマスコミに公開した。同拡張計画にはこの他、新水素化分解装置の建設、新接触改質ユニットの建設、既存流動接触分解ユニットの改修が含まれる。これらの完成に伴いCPCLの年間原油精製能力は1050万トンに達し、インド南部地区最大の製油所になった。液化石油ガスの年産能力は18万トンから40万トンに、ガソリンの年産量は39万トンから70万トンに、それぞれ拡大、Bharat Stage-II/Euro-III基準も満たした。金利の下降と精製マージンの改善に助けられ、CPCLは以上の拡張計画を予算の範囲内で完成した。
一方、Neyveli Lignite Corporationとの発電合弁事業は、計画を遅らせる方針だ。燃料油が高騰したにも関わらず、電力料は1ユニット当たり3ルピーに固定されており、同電力料自体、州電力局にとっては魅力に乏しい。このためNeyveli Lignite Corporationは事業化調査結果をアップデートし、計画に見直しを加えると言う。
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