|
2005-03-16 ArtNo.35193
◆ジャールカンド、ＵＰＡ政権早くも瓦解、ＮＤＡ政権復活
【ランチ】ジャールカンド解放戦線(JMM:Jharkhand Mukti Morcha)のShibu Soren党首に率いられる統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政権が発足から僅か10日間で瓦解したのを受けて、インド人民党(BJP)のArjun Munda氏が12日、ジャールカンド州の首席大臣に返り咲き、全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)政権が復活した。
デカン・ヘラルドが3月12／13日報じたところによると、最高裁の命令に基づき11日、ジャールカンド州議会におけるSoren首席大臣の信任投票が行われるはずだったが、ＮＤＡが81議席中41人の支持を集めたのに対し、ＵＰＡ側は暫定議長を務めるPradeep Kumar Balmuchu氏を除き38人の支持者を集めたに過ぎず、民族主義会議党(NCP:Nationalist Congress Party)のKamlesh Singh氏は議場に姿を現さなかった。こうした状況の下、Balmuchu議長は休会を宣言、信任投票は不発に終わった。
Syed Sibte Razi州知事は、このためSoren氏に辞職を勧告した。Soren氏は一旦は拒絶したものの、中央政府閣僚委員会の緊急会議後、Shivraj Patil内相が「最高裁の判決にも関わらず、州議会における過半数の支持獲得を立証できなかった以上、首席大臣を辞任すべきだ」との談話を発表するに及び、遂に辞職を受け入れた。
Munda首席大臣と5人の州政府閣僚は12日、Razi州知事に対し、就任宣誓を行った。興味深いことは、閣僚名簿には信任投票当日、州議会を欠席したKamlesh Singh氏の名も含まれていた。しかし同氏は宣誓式にも出席しなかった。Singh氏はSoren政権の閣僚でもあった。
ザ・ヒンドゥーが16日報じたところによると、15日に行われた州議会における採決の結果、Munda首席大臣は40人のＮＤＡ議員の支持を獲得、これに対してＵＰＡの支持者は37人にとどまり、新首席大臣が議会の信任を得た。
|