2005-03-14 ArtNo.35176
◆携帯非音声サービス139%成長、着メロ/ゲームが牽引
【ニューデリー】携帯電話非音声(non-voice)市場は2004年に前年比139%の成長を見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月11日、市場調査会社IDC (India) Ltdの通信事業アナリストMugdh Rajit氏の言を引用し報じたところによると、SMS(Short Message Service)が非音声携帯電話サービス売上全体70%近くを占め、依然としてトップ。目下のところ非音声サービスは携帯電話サービス売上全体の僅か4.7%を占めるに過ぎないが、携帯電話の付加価値サービスに対する認識が高まるにつれ、急成長している。
携帯電話サービス業者にとって最も重要な収入源は音声サービスだが、ユーザー1人当たりの利用率が低下し、音声サービスのマージンも縮小する中で、サービス業者サイドも付加価値サービスに力を入れつつある。取り分けデータ・サービスに全ての業者が注目しているように見える。SMSは今後も引き続き非音声サービス収入の最大部分を占めるものと予想される。しかしMMS(Multimedia Messaging Service)は予想されたほど普及していない。これは主にこの種のサービスに対応した携帯端末が依然として高額で、一般の手に届かないためと見られる。それ以外のデータ・サービスの中ではモノ着メロ(monophonic ring tones)が最もポピュラーで、年間トラフィックは1900万件以上にのぼる。ポリ着メロ(Polyphonic tunes)や壁紙/ロゴ/ゲーム等、その他のダウンロードも急速に増加しており、この種のアプリケーションに対応した端末が低コストで出回るようになるにつれ、一層急成長するものと見られる。
壁紙、着メロ、ゲーム等のデータ・サービスは、非音声サービスの中で最も急成長する領域で、注目する必要がある。
非音声サービス市場規模は目下のところ191クロー(US$4387万)に過ぎないが、年率65%の成長を遂げ、2008年までに2302クロー(US$5.287億)に成長する見通しと言う。
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