SEAnews 1995-10-12 ArtNo.3516

【バンコク】バンコク市内及びその周辺には11万1178戸の未入居住宅が存在し、調査対象全体の35％を占めた。
ガバメント・ハウジング・バンクが10日、ガバメント・セービング・バンク主催のセミナーで発表したところによれば、同調査ではバンコク、ノンタブリ、パトゥム、タニ、サムット、パラカーン及びサムット・サコーンの一部が対象とされており、またバンコクに隣接したナコーン・パトムにも1万7173戸の未入居住宅が存在した。両者を合わせると未入居住宅はほぼ12万戸にのぼる。
こうした未入居率の高さは13～14％にのぼるローン金利が、市民の住宅購入を困難にしているためと見られる。ノンタブリのティワノン・ロード沿いに90年1月～95年5月の間に建設された31万7453戸中2万2201戸が未入居で、内1万8837戸はコンドミニアムとなっている。またチャオパヤ川の北東岸には7710戸の未入居住宅が存在、最も高い未入居率となっている。(BD:10/11)