【ムンバイ】今後のビジネスに関して様々なオプションを検討中のスクーター製造会社Kinetic Motor Company Ltd(KMCL)は、HSBC Securitiesを顧問に指名した。
インディアン・エクスプレスが3月10日報じたところによると、KMCLは目下戦略パートナーを物色しており、顧問の指名はそのことに関係しているものと見られる。2006年にはHero Hondaもスクーター市場に進出する見通しで、競争の一層の過熱が予想されている。顧問料等の詳細は不明。(SEAnews2005-03-09号『Kinetic、二輪車ビジネスの再編準備』参照)
Kineticは、スクーター製造を中核にするKMCLと、モーターサイクルの製造を中核にするKinetic Engineeringを通じて二輪車ビジネスを手がけている。KMCLはKineticグループとホンダの合弁会社として1984年に設立された。Kineticは1988年にホンダの持ち分を買い取り、改めてホンダと技術提携を結んだ。マドヤプラデシュ州Indore近郊Pithampurに工場を擁し、その製品を米国、カナダ、ラテン・アメリカ、欧州、アフリカ、中東、南アジアに輸出している。