SEAnews 2005-03-11 ArtNo.35151

【バンガロール】Honda Siel Cars India Ltd(HSCIL)は、目下インド市場に紹介する新モデルを研究しているが、その発表は、年間生産能力を現在の3万台から5万台に拡張する計画が完了する2005年10月以降になる。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが3月9日伝えたところによると、ＨＳＣＩＬの山田一重役(MD)はカルナタカ州Bangaloreにおける第2ディラー“Dakshin Honda”のオープニングの席上、以上の消息を語った。それによると設備拡張コストは50クロー(US$1148万)と見積もられる。既存モデルに対する需要に100％応じることが優先され、2005－06年の販売目標は2004－05年の3万7000台から4万2500台に引き上げられる。Cityは今年通年で3万2000台を販売、来年は3万7400台を目指す。Accordの年間販売台数は3300台のレベルを維持、CRVの来年の目標販売台数は今年の1600台から1800台に引き上げる。2006－07年には合計5万台の販売を目指す。
HSCILは2003年に新モデルを発売して以来、上げ潮に乗り、2002－03年に損失を一掃、2004－05には売上2500クロー(US$5.74億)の実現と現金利益の計上が望める。マージンも改善しており、来年の収益見通しは明るい。Cityの地元部品使用率は79％に達した。当面の課題は2005－06年末までにディーラー網を36店から45店に拡大、Cityの購入待ち時間を短縮すること。
HSCILは小型車(Maruti 800)セグメントへの進出は考えていない。またインドでエンジンを製造するには少なくとも年間10万台の販売を達成する必要があると言う。