2005-03-09 ArtNo.35143
◆LG/Samsungの家電市場シェア・ダウン、Whirlpoolアップ
【ニューデリー】ここ数年拡大の一途を辿って来た韓国の家電メーカー、LGとSamsungの市場シェアが今年1月には停頓もしくは後退し、Whirlpoolのシェアが拡大した。
インディアン・エクスプレスが3月8日、市場調査会社ORG-Gfkの最新統計を引用し報じたところによると、LG Electronics Indiaの2005年1月の冷蔵庫市場シェアは2004年12月の28.6%から28.1%に、霜取り不要冷蔵庫(冷蔵庫全体の20%を占める)のそれは35.9%から35.4%に、直冷(direct cool)式冷蔵庫のそれは同25.8%から25.3%に、何れもダウン、洗濯機のそれは36%と、横這いにとどまった。
これに対して昨年以来ボトム・ラインに下方圧力を受けているWhirlpool India(WI)の同期間の冷蔵庫市場シェアは21%から22.8%に、洗濯機のそれは13.2%から15.6%に、直冷式冷蔵庫のそれは20%から24.3%に、霜取り不要冷蔵庫のそれは18.4%から19.4%に、それぞれ拡大、取り分け直冷式冷蔵庫のシェアはマーケット・リーダーのLGに肉迫した。WIは連続3四半期シェアを拡大しており、12ヶ月来のピークに達した。また同社は1月に(恐らく)ただ一社2~3%の値上げを実行した。
その他の主要プレーヤーでは、Samsung Electronics India、Godrej Appliances、Electrolux Indiaのシェアが大部分の品目で縮小した。洗濯機については、Samsungは13.8%から12.5%に、Godrejは19.7%から17.8%に、Electroluxは8.2%から7.9%に、それぞれダウンした。
今年1月の冷蔵庫市場は全体として昨年同月に比べ7%、洗濯機市場は同14%の成長を見、取り分け霜取り不要冷蔵庫は87%、全自動洗濯機は62%の急成長を記録した。
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