2005-03-09 ArtNo.35140
◆Hero、ピアジオ製スクーターの販売、部品ビジネス計画
【ニューデリー】年商250クロー(US$5742万)のHero Motors Ltd(HML)はPiaggio製スクーターをインド市場に紹介する可能性を検討する一方、指導的コンポーネント・サプライヤーに成ることを目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月7日報じたところによると、先月PiaggioのRocco Sabelli重役(MD)がインドを訪れた際、HMLは関係問題を協議したようだ。HMLのYadvendra Sahai副社長によると、両社の事業には相互に補完可能な部分が存在する。両社は1ヶ月以内に方針を決めると言う。市場筋は、「現在の市場環境の下で、HMLが事業の拡張を計画する際には、自社の20%権益を戦略パートナーにオファーすることも可能」と指摘した。
Sahai氏によると、HMLは3年内に年商1200クロー(US$2.756億)の達成を目指しているが、コンポーネントとエンジニアリング・サービスがこうした収入の大部分を占める見通しだ。シート・メタル・コンポーネントおよびエンジニアリング・ビジネスを一層拡張するとともに、鋳物製品を製造する可能性も検討している。
HMLは、Bombardier製全地形型車両の400ccエンジン・コンポーネントを最近開発した。同製品の納入は2005年第1四半期から開始される予定で、Rotaxのハイパワー・チームがHMLエンジニアリング部門と共同でアウトソーシング・プログラムの作成に当たっている。
HMLは既にオーストリアのBombardier Rotaxに初のギアボックスを納入した。同ギアボックスはカナダのBombardier Recreational Productsが、北米市場向けに製造する全地形型車両に搭載されると言う。
|