2005-03-07 ArtNo.35130
◆米系半導体会社Freescale、地元ソフトウェア会社と提携目指す
【バンガロール】米国拠点の組込半導体(embedded semiconductor)設計製造会社Freescale Semiconductor Inc(FSI)は、ウッタルプラデシュ州Noidaとカルナタカ州Bangaloreにおける業務をフル稼働させるに当たり、インドのソフトウェア・ベンダーとの提携を目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月3日報じたところによると、昨年、Motorola Incの半導体製品部門から分離独立したFSIのSumit Sadana上級副社長(戦略担当)によると、同社はインドのデザイン資源を梃子に向こう数年業務を積極的に拡張すると言う。しかし同氏はインドにおける雇用規模や投資額等の詳細を明らかにしなかった。
FSIは現在インドに約300人のスタッフを擁し、内ノイダに250人、バンガロールに55人を配置している。ノイダ・センターはシリコン製品のデザインを手がけ、バンガロール・センターは専らソフトウェア開発を手がけている。後者は最近、FSIに買収されたPrairie Commのスタッフから成っている。Prairie Commはソフトウェア、SOC(system-on-chip)、プラットフォーム・デザイン等、セルラー製品の製造を手がける非公開会社だった。
インドは向こう数年間にFSIにとって米国に次ぐ研究開発(R&D)センターになる見通しだ。FSIはその製品に関係したプラットフォームやソリューションを開発するため、インドのソフトウェア・ベンダーと提携することを希望していると言う。
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