SEAnews 2005-03-07 ArtNo.35125

【ニューデリー】Bajaj Auto Ltd(BAL)のRahul Bajaj会長(66)は4日、2005年3月31日にマネージング・ディレクターのポストを退く意向を表明するとともに、2人の子息、Rajiv Bajaj／Sanjiv Bajaj両氏の昇格を発表、第4世代時代の幕開けを告げた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが3月4／5日伝えたところによると、1968年にＢＡＬの最高経営者(CEO)に就任して以来、同社の舵取りを一手に引き受けて来たRahul氏は引き続き会長ポストにとどまる。
現在ＭＤ補(Joint Managing Director)のRajiv氏(38)がＭＤに昇格、生産／マーケッティング／サプライ・チェーン／エンジニアリングを含む業務全体の責任を引き次ぐ。英国ウォーリック(Warwick)大学で機械工学およびシステム工学を専攻したRajiv氏は1990年以来ＢＡＬに勤務、1995年に副社長(生産担当)、2000年5月に社長、2003年3月にＭＤ補に就任した。
目下財務担当常務(ED)を務めているSanjiv氏(35)は、国際マーケッティング、金融・財務・コスト管理・秘書・法務・法人管理(corporate governance)、人事等の責任を負う。同氏は1997年8月－2001年3月の間企業金融担当ＧＭ、2004年4月にＥＤ、2004年9月に取締役会メンバーに就任した。
ちなみに副会長は従兄弟のMadhur Bajaj氏が務めており、Bajaj一族がＢＡＬの51％の権益を握っている。また弟のShishir Bajaj氏との紛争は3ヶ月以内に一族内部で決着する見通しと言う。