SEAnews 2005-03-07 ArtNo.35124

【ムンバイ】Hero Honda Motors Ltd(HHML)は第3工場建設の可否を今月末までに決定する。
エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが3月3／4日報じたところによると、ＨＨＭＬのBrij Mohan Lall Munjal会長は125ｃｃバイク新モデル、Super Splendorの発売式の席上、以上の消息を語った。それによると、同社の既存2工場の生産台数は先月24万台をマークしたが、既存工場だけで来年の需要にも十分応じられる。何れにしても今月中に新工場を設けるか否か最終方針を決める。
Pawan Munjal重役(MD)によると、ハリヤナ州Daruheraと同州Gurgaonの既存2工場の年産能力は280万台だが、2003－04年の年間販売台数は200万台以上をマーク、モーターサイクルの市場シェアは50％(2004/12)、二輪車市場におけるシェアは37％(2004/12)に達した。今年(04-05)通年の二輪車市場の成長率は17％、モーターサイクル市場のそれは20％と予想され、ＨＨＭＬの成長率は27％に達する見通しだ。また来年の二輪車市場の成長率は15％と予想される。
2005－06年には、同社にとって初のスクーターを含め、複数の新モデルを発売する計画だ。しかしスクーター新モデルの発売に関しては、まだ最終方針を決めていない。Munjal会長によると、2005－06年第3四半期に発売する予定のスクーター・モデルは、既存の2工場の何れかで製造される。第3工場建設の可否は、スクーター製造計画に影響しない。
ＨＨＭＬはこれまで、エントリー・レベル3モデル：CD-Dawn／CD 100／CD 100 SS、エグゼクティブ・モデル3モデル：Splendor／Splendor Plus／Passion Plus、プレミアム・モデル3モデル：CBZ Star／Ambition／Karizma、合計9モデルをオファーして来た。
今回発売した量子コア・エンジン(quantum core engine)搭載のSuper SplendorはDrum-kick／Drum-self／Disc-kick／Disc-selfの4バージョンから成り、10色を選べる。マハラシュトラ州Puneにおける店頭価格(ex-showroom Pune)は4万2231ルピーで、3年間の保証付き。Super Splendorの発売に伴いCD Dawn(月間販売台数約5万台)やSplendor Plusの生産を縮小する計画はない。
原材料コストの上昇で、マージンが下方圧力を受けているため、今年の利益は下降する可能性があると言う。