2005-03-07 ArtNo.35121
◆Tata Metaliks、高炉の買収、スチール製造施設の増設計画
【カラグプル】Tata Metaliks Ltd (TML)は新たな高炉施設買収の機会を探る一方、西ベンガル州Kharagpurの既存銑鉄プラントにスチール製造施設を増設する計画で、これらの多角化計画は5~6ヶ月以内に具体化する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月4日報じたところによると、カラグプルにおける第2高炉の落成式の席上、TMLのT. Mukherjee会長とHarsh K. Jha重役(MD)は以上の消息を語った。両氏によると、カラグプル工場に電気炉(electric furnace)を増設、海綿鉄と熔鋼(liquid steel)を原料に10万~100万トンの条鋼を製造することを計画している。プロジェクトのサイズは未定だが、当面はビレットのみを製造する。
スチールの製造でTata Iron & Steel Company (Tisco)と競争する考えはなく、ファンドリー・グレード銑鉄の生産を引き続き中核業務として行く。カラグプル工場の200エーカーの敷地に隣接した土地を追加取得するため西ベンガル州政府に関係申請を行っている。
第2高炉の稼働で、銑鉄の年産能力は18万トンから32万トンに拡大した。同拡張計画のコストは48クロー(US$1102万)にのぼったが、2005-06年の年商は500クロー(US$1.148億)以上に達する見通しだ。国内および海外の好需要に応じるため、銑鉄の年産能力も32万トンからさらに拡張する計画で、高炉買収の複数のターゲットを既にリストアップしている。しかしまだ詳細を明らかにすることはできない。
西ベンガル州のBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣によると、西ベンガル州政府はWest Medinipur県のKharagpurからJhargramに至る地域を工業ベルトに変身させる計画で、TMLのKharagpur工場拡張は、州政府のこうした計画に寄与すると言う。
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