2005-03-07 ArtNo.35120
◆Tata Steel、棚上げGopalpur事業の再開目指す
【ムンバイ】Tata Iron & Steel Company (Tisco)は長期にわたり棚上げにして来たオリッサ州Gopalpurにおける鉄鋼プロジェクトを再開することを検討している
ビジネス・スタンダードが3月4日、Tisco筋の消息として報じたところによると、Tiscoは500クロー(US$1.148億)を投じGopalpurに冷間圧延(CR)鋼製造施設を設ける計画だ。
Tiscoは1990年代にGopalpurに3200エーカーの土地を購入し、年産1000万トンの鉄鋼プラントを設けることを計画したが、その後世界の鉄鋼市況が低迷したため棚上げした経緯がある。しかし開発用地は依然としてTiscoが所有している。
最近オリッサ州政府と同州Jajpur県Kalinganagarに1万5400クロー(US$35.37億)を投じて年産600万トンの鉄鋼プラントを設ける覚書を取り交わしたTiscoは、GopalpurにおけるCRプロジェクトをKalinganagarプロジェクトの前方統合化計画の一環として進めることを検討している。しかしTisco取締役会は、生産能力や製品の構成等、詳細に関する方針をまだ決めていない。
TiscoはKalinganagarに、キャプティブ鉄鉱山も有する各年産300万トンの鉄鋼プラントを2段階に分けて建設、ビレットとスラブを製造する計画だ。第1期計画は向こう4年内に完成する。
TiscoはまたLarsen & Toubroと合弁でオリッサ州Dhamraに新港を建設、主に鉄鋼製品の輸出に利用する方針だ。この他、Tiscoはバングラデシュに発電所と肥料工場を備えた年産200万トンの鉄鋼プラントを設けることも計画している。
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