1995-10-12 ArtNo.3511
◆<馬>MTDC、ハイテク領域7部門への投資準備
【クアラルンプル】マレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コープ(MTDC)は向こう3年間に7つの主要なハイテク領域に投資する計画だ。
MTDCのアヌアル・マド・ノル最高経営者(CEO)が10日語ったところによると、同社は液晶ディスプレー(LCD)から半導体機器に至るこれら7領域の事業に参加するに当たっては51~60%の支配権益を握ることを希望している。また支配権益を握れぬ場合も30%以上の権益を取得する方針だ。とは言えMTDCの現在の投資ポートフォリオ28社中、同社が支配権益を握っているのは4社に過ぎない。またLCDプロジェクトに限ってもその投資額は1億Mドルにのぼるため、MTDCの現在の7800万Mドルの払込資本は拡大されねばならない。MTDCは同社に30%出資する政府投資会社のカザナ・ホールディングズと目下関係金融アレンジメント交渉を進めている。
この日MTDCはBSNコマーシャル・バンク(M)Bhd(BSNC)と、投資ポートフォリオ企業の運転資金を補助するための1億Mドルのクレジット・ファシリティー覚書を交わした。またBSNCは同スキームの下の最初のローン契約(M$2000万)をマレーシアン・インダストリアル・ダイアモンド・アンド・シンセサイジングSdn Bhd(Midas)と結んだ。
ラフィダ通産相が調印式の席上語ったところによると、MTDCはこれまでにその投資ポートフォリオ28社に総額6052万2000Mドルを投資している。また政府は6件総額9億7780万Mドルの投資プロジェクトにハイテク奨励措置の適応を認めた。この他7件、総投資額37億3000万Mドルの戦略的プロジェクトに対する奨励措置も認められていると言う。(NST,MBT,STAR,BT:10/11)
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