SEAnews 2005-03-04 ArtNo.35106

【ランチ】ジャールカンド解放戦線(JMM:Jharkhand Mukti Morcha)のSibu Soren党首が2日、ジャールカンド州の首席大臣に就任した。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが3月2／3日報じたところによると、Soren氏はこの日中央政府石炭鉱業相のポストを退き、ＪＭＭの別のリーダーのStephen Marandi氏とともに正副首席大臣の就任宣誓を行った。しかしSoren氏は依然として3月21日までに州議会における過半数の支持取り付けを証明する必要がある。
全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)と統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)はそれぞれ州立法議会(MLA:Members of Legislative Assembly)支持者41人の名簿をSyed Sibte Razi州知事に提出したが、知事は憲法Section 164(1)の条文に基づきSoren氏を首席大臣に指名、その後、首席大臣および他の6政府閣僚の就任宣誓式を執り行った。これら6人とはＪＭＭのStephen Marandi氏、統一ゴア民主党(UGDP:United Goan Democratic Party)のBandhu Tirkey／Joba Manjhi 両氏、国民大衆党(RLD:Rashtriya Lok Dal)のGirinath Singh／Annapurna Devi両氏、民族主義会議党(NCP:Nationalist Congress Party)のKamlesh Kumar Singh氏。
Razi知事はＵＰＡに対し、20日以内に州議会の過半数の支持を得ていることを立証するよう求めた。
国民会議派／ＪＭＭを中核とするＵＰＡは、ＲＪＤおよび左派3政党の支持を得たものの、無所属議員5人がＮＤＡ支持に回ったことから、数の上ではＮＤＡが優位に立ったように見えた。
しかしRazi知事が意表をつく決定を下し、抜き打ち的に就任宣誓式を行ったことから、ＮＤＡ州議会議員41人は3日、揃ってA P J Abdul Kalam大統領に面会し抗議、ＮＤＡ国会議員も国会審理をボイコットする方針を決めた。