【ニューデリー】テレコム、銀行・金融サービスを含む伝統的業種の旺盛な需要に支えられ、今会計年度第3四半期(2004/10-12)のコンピューター販売は前年同期比14%増の92万1000ユニットをマークした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが2月26日情報技術製造業者協会(MAIT: Manufacturers' Association for Information Technology)の統計を引用し報じたところによる第2四半期(2004/7-9)には12%の成長が記録されており、伝統的に第4四半期の販売はピークに達することから通年の販売量は400万ユニットの大台に乗る見通しだ。教育、小売り業、自営専門職等の非伝統的部門におけるコンピューターの利用も上昇基調にある。値下がり、取り分けエントリー・レベルにおける値下がりにマーケットは極めてポジティブに反応している。中小企業や家庭における利用も顕著に拡大した。昨年生じた小規模タウンにおける需要の増勢は今年も持続しており、買い換え市場の出現も、第3四半期販売の特徴と言える。
第3四半期に販売されたコンピューターの内、地元ブランドが23%、多国籍ブランドが34%、地方ブランド/ノン・ブランドが43%をそれぞれ占めた。組織部門のアグレッシブな価格戦略に直面したアセンブルPC(パーソナル・コンピューター)のシェアは前年同期の55%から43%に縮小した。
値下がり効果から第3四半期のノートブックPCの販売は6万4707ユニットと、第2四半期に比べ47%成長した。ノートブックPCはこれまで専ら法人市場で販売されて来たが、値下がりでホーム・マーケットにおける需要も生じた。
第3四半期のサーバー販売は、前四半期の3倍にのぼる1万8000ユニットをマークした。
第3四半期には大部分のPC周辺機器の販売が好調な伸びを見、レーザー・プリンターの販売は前期比90%、ドット・マトリクス・プリンターは同85%、インクジェット・プリンターは同30%の伸びを見た。