【ニューデリー】Hyundai motor India Ltd (HMIL)は2008年までに年商23億米ドルを目指す計画の一環としてほぼ5億米ドルを投じ、年産15万台の新工場を設ける。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが2月27/28日報じたところによると、新工場は国内市場と国際市場双方の需要に応じるもので、これによりHMILの年産能力は2007年4月までに40万台に達する。HMILは拡張計画に必要な資金の90%以上を内部資金で賄う。
HMILのBVR Subu社長はこのほどPTI通信に「HMILは操業当初から利益を計上しており、現在も負債ゼロ。資金繰りに問題はない」と語ったが、収益の詳細を明らかにすることを避けた。同氏によると、当初資本金2億米ドルでスタートしたHMILは4億米ドルの借り入れを既に返済、毎年約15%の配当を親会社に支払っている。売上は急増しており、供給逼迫がHMILの成長の主要な阻害要因になっている。新工場は同問題を解消するためのものでもある。Santroはインド自動車市場最大のシングル・ブランド・カーになっており、今会計年度の売上は14億米ドルに達するものと見られる。HMILの利益はほぼMaruti Udyog Ltd(MUL)並で、昨年の売上はMULの半ばに過ぎなかったが、支払った法人税の額はほぼMULのそれに等しかったと言う。