1995-10-12 ArtNo.3510
◆<馬>ハイテク企業誘致目指しタスク・フォース組織
【クアラルンプル】マレーシアは専門チームを組織して国内で最も必要とされる分野のハイテク企業を誘致する計画だ。
ラフィダ通産相が10日催されたマレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コープ(MTDC)とBSNコマーシャル・バンク(M)Bhd(BSNC)のローン取り決め覚書調印式の席上語ったところによれば、同相は既にMTDCに対してマレーシア・マイクロエレクトロニクス・システム研究所(Mimos)等、他の機関の代表も含めたタスク・フォースを組織するよう指示した。同タスク・フォースの重要任務は世界各地の戦略的技術を有する企業を物色し、これらの企業にマレーシアへの進出を説得することである。これはこの種のハイテク企業が自らマレーシアに出向いてくるとは考えられないためである。現在MTDCは類似の活動を行っているが、MTDC自身が直接出資するものに限られている。マレーシアが必要とするハイテク事業には、MTDCが参加するには向かないものも有るずで、今やマレーシアにとって必要なハイテクノロジーとは何かを見定める時機が来ている。このため同相はMTDCにテクノロジー・スカウトのためのマスタープランの立案も求めたと言う。(NST,MBT,BT:10/11)
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