2005-02-28 ArtNo.35083
◆125ccセグメントがバイク・メーカーの主戦場に
【ニューデリー】Bajaj、Hero Honda、TVS等の地元勢は、次期会計年度にはHonda、Suzuki、Yamaha等の多国籍ライバルと125ccモーターサイクル市場で雌雄を決することになりそうだ。
エコノミック・タイムズが2月24日報じたところによると、Bajaj AutoとTVS Motorは既に125ccモデルを発売しており、Hero Honda, Honda Motorcycle & Scooters India(HMSI)、Suzuki Motorsは、そのインド市場に対するオファーに最後の仕上げを施している。揺籃期の125ccセグメントは、目下のところBajajのDiscoverに独占されており、同モデルは昨年10月の発売以来月間2万5000台前後販売されている。HMSIは、プレミアム・カテゴリーの150ccモデルのみを販売、スズキはまだバイク市場に参入していない。
HMSIとSuzukiはそれぞれ10月と9月に125ccセグメントにボリューム・モデルを投入する計画だ。スズキは初年度に10万台の販売を目指しており、HMSIは目下手がけている150ccモデルに対する反応が良好なことからManesar工場のキャパシティーを拡大、次期会計年度の販売目標をスケールアップしている。
こうした中でBajajも既に生産能力を2倍に拡大している。BajajのRL Ravichandran副社長は、「日本製品との競争は初めてのことではない。これまでは彼らの現地合弁会社と競争したが、今や競争は一層直接的で、オープンなものになっている」と語った。
Hero Hondaは3月乃至4月に125ccモデルを発売する。消息筋によると、Hero Hondaは野心的な計画を立てており、同時に2モデルを発売、既存プレーヤーおよび新参者と競争する構えだ。Hero Hondaはエグゼクティブ・セグメントにおける成功を、同カテゴリーでも再現できると見ている。発売後6ヶ月以内に月間8万台を販売、最終的に現在の100ccのベスト・セラー・モデルに取って代わらせる腹と言う。しかしHero HondaのAtul Sobti重役(ED)は「新モデルが発売された時に全ては明らかになる」と述べ、詳細を語ることを控えた。
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