1995-10-12 ArtNo.3508
◆<星>第3四半期の不動産投資販売、前期比16%アップ
【シンガポール】今年第3四半期の不動産投資販売(投資目的の開発用地や建物のブロック取引)は18億3000万Sドルと、第2四半期に比べ16%アップした。
工業や小売り部門の販売が拡大した反面、住宅/オフィス部門が後退、観測筋は各部門の市況を反映した数字と評している。以上の統計を発表したジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)によると、年初9カ月の投資販売総額は57億Sドルに達しており、通年の販売額は昨年並みの72億Sドルか、それを上回るものと予想している。第3四半期の投資販売を部門別に見ると、住宅は前期比17%減の6億8640万Sドルで、同部門の投資販売全体に占める比率も52.5%から37.5%に縮小した。オフィス部門は第1四半期の8億6580万Sドル、第2四半期の2億3050万Sドル、第3四半期の2890万Sドルと持続的に顕著な萎縮を見ている。それに引き替え工業不動産部門は第1四半期の9210万Sドル、第2四半期の3億700万Sドル、第3四半期の3億7260万Sドルと上げ潮に乗った感が有る。小売り部門も同様に1億6520万Sドル、2億1070万Sドル、3億8440万Sドルと好調だが、第3四半期の数字はセンターポイント・プロパティーズがウッドランズの17万50平方フィートの用地を3億98万Sドルで落札したことにより膨張している。(ST:10/11)
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