SEAnews 2005-02-25 ArtNo.35074

【ニューデリー】米国を拠点にする年商180億米ドルの小売り大手JC.Penney Company,Inc.は、インドを中国に次ぐ第2のソーシング拠点と見なしている。
インディアン・エクスプレスが2月24日報じたところによると、JC Penneyは現在約40億米ドルの商品を世界各地で購買しており、内15－17％をインドで調達している。これに対して中国における調達額は全体の55－65％を占める。しかしインドからの購買額は今後顕著に増加するものと予想されている。
JC Penney Purchasing Corp, Indiaカントリー・マネージャーのAdil Raza氏がこのほどニューデリーで催された第7回KSA小売業サミット(KSA Retail Summit)の席上語ったところによると、同社はソーシング拠点をこれ以前の90カ国から現在の18カ国に縮小した。同社は今後もこうした統合を進める計画で、例えばネパールやモーリシャスにおけるソーシングをインドに集中する。JC Penney Purchasing Corp, Indiaは既にインドで過去15年間にわたり業務を展開しており、繊維、ガラス製品、衣料品等を購買していると言う。
ちなみにWalmartも年間6億米ドル相当の商品をインドで調達しているものと見られる。