SEAnews 2005-02-23 ArtNo.35046

【ムンバイ】国内最大の時価総額を誇る国営石油・ガス探査会社Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、下流部門のHindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)／Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)の他、Gas Authority of India (Gail)の一部業務の買収を希望している。
エコノミック・タイムズが2月21日報じたところによると、インド政府が『エネルギー産業協働委員会(synergy for energy committee)』を組織するのに先立って、公共部門の石油・ガス会社各社は業界再編に関するそれぞれの意見表明を開始した。驚くには当たらないが、これらの意見書は相互に矛盾しており、公共部門のジャイアンツは何れも買収を通じた事業の拡張を目指している。
ＯＮＧＣのSubir Raha会長はそのプレゼンテーションの中で、ＯＮＧＣを中心としたグループとIndian Oil Corporation(IOC)／Oil India Ltd (OIL)に率いられるチームに、石油・ガス産業を2分するよう提案、「買収コストは2万6000クロー(US$59.72億)と見積もられるが、負債ゼロのＯＮＧＣは十分な資金を擁している」と自信を表明している。
しかし、ＨＰＣＬはＯＮＧＣとの合併を望まず、ＢＰＣＬとの統合を望んでいると言う。