2005-02-21 ArtNo.35042
◆米国企業、US$11.5億バイオリファイナリー計画
【ヴァドダラ】米国拠点のPacific Renewables Inc(PRC)は5000クロー(US$11.48億)を投じてグジャラート州Vadodara郊外にバイオリファイナリーを設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが2月18日、PRCのUmakant Joshi取締役(カナダ&インド担当)の言として伝えたところによると、日産150トンのバイオリファイナリーは協働(co-operative)モデルに基づき主原料の一般廃棄物及び産業廃棄物(municipal and industrial waste)を調達、運営される。
米国ネバダ州に日産700トンのバイオリファイナリーを設ける計画を進めているPRCは一般有機廃棄物、バイオマス作物(biomass crops)、炭素材料等を原料に高純度バイオディーゼル、エタノール、水素、電気、化学品を製造している。バドダラ・リファイナリーは最長18ヶ月以内に稼働し、その製品をIndian Oil CorporationやIndian Petrochemicals Corporation等の大手石油会社に売り込む予定だ。
既に技術・経済的事業化調査を完了した同社は、州政府機関や民間機関と、各種認証手続きや原料のソーシング問題を協議している。Vadodara近郊Poreに日産10トンのパイロット・プラントを設ける計画で、パイロット・プロジェクト用地は既に180万米ドルで買収済み。本格的プラントを設ける用地に関しても間もなく州政府の認可が下りるものと期待している。
資金調達に関しては、潤沢な内部資金を有する上、世銀やImperial American Bank等の金融機関との交渉も進めているため、問題ないと言う。
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