【ニューデリー】シリコン・バリー拠点の年商130億米ドルのEDA(Electronic Design Automation)ベンダ、Sequence Design(SD)は、ウッタルプラデシュ州NoidaのLogix Techno Parkに設けた“Sequence Center of Excellence(SCE)”を拠点に、研究開発(R&D)領域におけるメイド・イン・インディア・イニシアチブに着手した。
エコノミック・タイムズが2月20日報じたところによると、SDのVic Kulkarni社長兼CEOはこのほど記者会見し、以上の消息を語った。それによると向こう3~4年間にSCEにおけるR&D事業に8~10クロー(US$183万-230万)を投資、12-16ヶ月以内にスタッフも現在の25人から2倍に増員する。インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)や他のトップ・エンジニアリング・カレッジを対象に求人活動を進めており、その一環としてSusheel Chandra副社長(R&D担当)が最近IITMumbai校を訪問した。
過去5年間にインド業務に23クロー(US$528万)を投資したSDは、向こう3~4年間に別に25クロー(US$574万)を投資する計画だ。インドにおけるR&D業務はバック・エンドから市場ニーズや製品定義をカバーした知的財産(IP)の創造にシフトしつつある。インド市場の成熟と多国籍半導体会社顧客ベースの成長に伴い、製品のライフ・サイクルの全てのプロセスにおける事業拡張を図っている。Sequence Indiaは、同計画の下、徐々にインド/日本/韓国市場向け製品ラインのフル・オーナーシップ化と開発を手がける。2010年までに半導体R&Dビジネスの110億~120億米ドルのパイがインドにシフトする見通しで、SDのインドにおけるR&D部門はロー・パワー/モバイル・ルールに照準を合わせると言う。