【コルカタ】Oil & Natural Gas Corporation(ONGC)は17日、特殊会社(SPV:special purpose vehicle)に26%出資することを通じ、トリプラ州における700MW(メガワット)のガス火力発電所計画に着手した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとデカン・ヘラルドが2月16/17日報じたところによると、ONGCは4月までに詳細事業化調査を開始する。SPVには、Infrastructure Leasing and Finance Corporation (IL&FS)が50%、トリプラ政府が24%、それぞれ出資、社名は追ってONGC Tripura Power Ltd (OTPL)に改められる。送電事業を手がける別のSPVも設けられる予定で、こちらにはやはりIL&FSが出資する他、Power Grid Corporation of India Ltd(PGCIL)が指導的役割を担う見通しだ。
ONGCのSubir Raha会長によると、国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)を含む公共・民間部門の少なからぬ企業がOTPLへの出資に関心を示している。スムースな電力供給と高いプラント負荷率(plant load factor:平均負荷÷最大負荷)を実現するため、PTC India Ltd(旧社名Power Trading Corporation)をプロジェクト・パートナーにする方針と言う。