SEAnews 2005-02-18 ArtNo.35023

【ニューデリー】インドの情報技術(IT)市場規模は昨年(2004)、前年比26％増の9万5277クロー(US$218.826億)に達し、パーソナル・コンピューター(PC)やサーバー、システム統合やその他のサービスの国内市場が全体の40％を占めた。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが2月16／17日、コンサルタント会社Skoch Consultancyの調査報告を引用し伝えたところによると、ＩＴサービス(ITS)／ＩＴ対応サービス(ITES)の昨年の輸出売上は前年比32％増の5万9948クロー(US$137.68億)に達した。内、ＩＴＥＳもしくはＢＰＯ(business process outsourcing)の輸出売上が、前年比49％増の2万2181クロー(US$50.94億)、ＩＴＳの輸出売上が同24％増の3万7767クロー(US$86.74億)をそれぞれマークした。
国内ソフトウェア市場の規模は前年比15％増の2593クロー(US$5.955億)を記録、内、法人アプリケーションが275クロー(US$6316万)、その他のパッケージが2318クロー(US$5.32億)を占めた。国内ＩＴＳ市場は前年比26％増の1万590クロー(US$24.32億)を記録した。電子政府市場の総売上は前年の1500クローから2200クロー(US$5.053億)に23％成長した。
パーソナル・コンピューター(PC)の国内販売は額で前年比28％増の1万1653クロー(US$26.76億)をマーク、ユニット数は44％の成長を見た。昨年のデスクトップ販売台数は326万7885ユニット、ノートブックのそれは前年比64％増の14万3268ユニットを記録した。
グレイ・マーケットのシェアは過去4－5年55～56％の水準だったが、昨年は38％に縮小した。多国籍ブランドのシェアが前年の23％から34％に、地元ブランドのそれが同20％から22％にそれぞれアップした他、LG／Millennium／GES／EPC／Vesta等の新ブランドが6％のシェアを獲得した。6大都市(ﾒﾄﾛ)のシェアは2001年までは50％以上だったが、2004年には非メトロのシェアが53％に達した。
ＰＣ以外のハードウェア売上は1万494クロー(US$24.102億)を記録した。