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2005-02-14 ArtNo.34993
◆Vedanta、US$16億投じオリッサ州にアルミ製錬施設
【ムンバイ】インド、オーストラリア、アフリカにおいてアルミニウム、銅、鉛、亜鉛等の非鉄金属事業を手がけるロンドン証券取引所上場のVedanta Resources Plc(VRP)は、7000クロー(US$16億)を投じオリッサ州Jharsugudaに1000MW(メガワット)の発電施設も備えた年産50万トンのアルミニウム製錬施設を設ける。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが2月11日伝えたところによると、VRPのAnil Agarwal重役(CEO)は10日以上の計画を明らかにした。それによると、これは年産100万トンのアルミニウム製錬施設を設ける計画の一環で、向こう3-5年間に2段階に分けて進められる。プロジェクトの借入/自己資本比率は40:60。第1段階では年産24万5000トンのアルミニウム製錬施設と発電施設等が設けられる予定で、用地の買収、事業化調査、認可手続き等の準備が既に進められている。
VRPはインドで、目下合計1万クロー(US$22.9674億)の複数の投資計画を進めており、今回のプロジェクトはこれらに追加される。これらの既存プロジェクトとは、1)“Sterlite Industries Ltd(SIL)のタミールナド州Tuticorinにおける銅年間製錬能力の18万トンから30万トンへの拡張”、2)“Bharat Aluminium Co(Balco)のチャッティースガル州Korbaにおけるアルミニウム年産能力の10万トンから34万5000トンへの拡張”、3)“Hindustan Zinc Ltd(HZL)のラジャスタン州Chanderiyaにおける亜鉛年産能力の22万トンから40万トンへの拡張”、4)“Vedanta Alumina Ltd(VAL)のオリッサ州Lanjigarhにおける年産100万-140万トンのアルミナ製錬事業”。
これらの拡張計画はスケジュール通り間もなく完成する見通しで、それに伴いVRPの銅製錬能力は世界のトップ5に、亜鉛製造能力はトップ6に、アルミニウム製造能力はトップ10にランクされることになる。これらのプロジェクトはまた15億米ドルの外国直接投資(FDI)をインドにもたらす。
今会計年度に入って以来これまでに上記22億米ドルの投資計画の内の6億5200万米ドルが投資された。今年内に一層の進捗が望め、環境認可が下り次第、拡張した銅製錬施設の運転が開始される。次期会計年度上半期には亜鉛製造施設の拡張部分が稼働する。Balcoの拡張計画は2006年に、Vedanta Alumina事業は2007年にそれぞれ操業を開始する。
VRPグループが政府持ち分を買い取った後HZLのトン当たり生産コストは800米ドルから560米ドルに下降した。VRPは最近、ザンビアの銅鉱山会社Konkola Copper Mines(KCM)の51%の権益を買収した。KCMは年間20万トンの精銅(refined copper)製造能力を有すると言う。
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