2005-02-14 ArtNo.34987
◆Arackal Digital、NECエンジニアの訓練引き受け
【ティルバナンタプラム】ケララ州Thiruvananthapuram市内のケララ・テクノパークを拠点にするArackal Digital Solutions Pvt Ltd(ADS)は、NECの日本人初級エニジニアの訓練を引き受けた。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月10日報じたところによると、最初の30人の訓練がティルバナンタプラム市内で2月14日から開始される。今年8月には第2陣が当地を訪れる予定だ。インド企業が多国籍企業、取り分け日本企業のエンジニアの訓練を引き受けるのは初めてのこと。
ADSのA Leon Mohanraj重役(COO)によると、同社は国際競争入札で同契約を落札した。最終入札にはシンガポール、フィリピン、ニューデリー、プネーの企業が参加した。それぞれ1ヶ月の訓練期間には問題解決能力、英語による国際ビジネス・コミュニケーション能力、情報技術(IT)スキルの向上が図られ、9人のトレーナーが指導に当たる。訓練は全て英語で行われるが、日本語の通訳も準備される。NECは30人単位1ヶ月間のコースに交通費/食費を除き各750万ルピー(US$17.23万)を支払う。
同契約額は過小評価の嫌いも有るが、非金銭的な利益により十分償われる。ADSはベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、日本、フィリピンにおいて訓練を手がけた経験を有するものの、訓練は同社の中核ビジネスではなく、こうした訓練を通じて多国籍企業とのビジネス機会が開かれるものと期待している。
ADSの米国拠点の戦略パートナー、BMC Softwareは、大規模企業のITインフラに関わる法人管理ソリューションを提供している。2000年創設の同社はEコマース/オンライン取引/Eラーンニング・アプリケーション領域の専門知識も備えていると言う。
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