SEAnews 2005-02-14 ArtNo.34986

【ニューデリー】昨年12月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)の伸びは7.9％と、前年同月の7.4％を上回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが2月12日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し伝えたところによると、12月には製造業が8.8％(7.8%)、鉱業が2.9％(5.6%)、電力が4.4％(5.4%)と、製造部門が好調だった反面、鉱業と電力部門の伸び率は前年同期(括弧内の数字、以下同様)を下回った。
年初9ヶ月(2004/4-12)のＩＩＰ成長率は8.4％(6.6%)と、1995－96年同期に13％の成長が記録されて以来の最高をマークした。内訳は製造業9％(7.2%)、鉱業4.8％(4.3%)、電力6.4％(3.5%)と、何れも前年同期の伸びを上回った。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、12月の資本財部門の伸びは14.4％(13.1%)、年初9ヶ月のそれは13.3％(10.1%)と好調で、以下、耐久消費財同13％(12.3%)／15.3％(9.2%)、非耐久消費財同11.6％(3.1%)／9.8％(7.3%)、基本財同6.1％(5.5%)／5.9％(4.6%)、中間財同3.1％(10.5%)／6.7％(6.5%)と続く。
製造業主要17業種中14業種が12月に二桁成長を記録した。既製服を含む繊維製品は38.2％と最高の伸びを記録、以下、紙・紙製品・関連産業36.6％、いわゆるその他の製造業19％、と続く。しかし木製品・家具・備品－12.8％、ゴム・プラスチック・石油・石炭製品－6.9％、皮革・毛皮製品2.3％は、振るわなかった。