SEAnews 2005-02-14 ArtNo.34985

【ニューデリー】今会計年度(2004-05)のインドの国内総生産(GDP)成長率は、農業生産の不振に祟られ、昨年度(2003-04)実績8.51％から6.91％に減速する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが2月8日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の予測値を引用し報じたところによると、今年の農業生産は不順なモンスーンの影響で1.1％の成長にとどまる見通しだ。農業部門は昨年度は9.6％の成長を記録していた。しかし工業部門の成長率は7.77％と昨年度の6.62％を上回るもよで、サービス部門も8.93％と比較的好調だが、昨年の9.05％には及ばない。
工業部門の内訳は、製造業8.92％(6.92%)、鉱業5.30％(5.45%)、電気・ガス・水供給6.32％(3.69%)、建設5.74％(7.02%)(括弧内は昨年の成長率、以下同様)。
サービス部門の内訳は、貿易・ホテル・運輸・通信11.29％(11.80%)、金融・不動産・保険7.15％(7.15%)、共同体・社会・個人サービス5.03％(5.84%)。