SEAnews 2005-02-07 ArtNo.34966

【ニューデリー】今夏(4-6月)はエアコンが6－8％値上がりしそうなため、消費者にとっては競争的低価格が依然として市場を支配しており、オフ・シーズンのディスカウントも享受できる今が買い時と言えそうだ。
エコノミック・タイムズが2月4日伝えたところによると、ウィンター・シーズンはあと1ヶ月ほどで幕を閉じ、エアコン市場は再び夏期のブームを迎えようとしている。しかしメタルや化学品等のインプット・コストが上昇する中で、LGやElectroluxは早くも値上げを確認しており、他の大部分のプレーヤーも値上げを暗示している。販売ボリュームの拡大をもたらした過去2年以上にわたった低価格時代にも幕が下りそうだ。
今のところウィンドー・エアコンやスプリット・エアコン(1.5ﾄﾝ)を含む家庭用エアコンは値下げ競争とオフシーズンの影響で底値を記録している。デリーのディーラー筋によると、マーケット・リーダー、ＬＧのウィンドー・エアコン(1.5ﾄﾝ)は1万6000ルピーで手に入る。Samsungの最低価格製品もほぼ同水準の値を付けている。デリー南部のディーラーによると、この種の製品のオフシーズンの値下げ幅は1500－2000ルピーで、より高性能なスプリット・エアコンも1万9000－3万ルピーで手に入る。しかし一旦、ウィンター・シーズンが終われば、最低価格のウィンドー・エアコンは1万9000ルピーに3000ルピー以上値上げされ、スプリット・エアコンの価格も少なくとも3500ルピー上昇する見通しだ。
それでもオフシーズンの購入は気が進まない消費者には、ヒーターとクーラー兼用のエアコンも存在する。ＬＧはこうしたオール・シーズン製品を1万9000ルピーでオファーしている。とは言え耐久消費財のスペシャリストはこの種の製品の性能をあまり高く評価していない。ロー・キャパシティー・セグメントの製品を希望するものには、Voltas製0.6トンの製品が1万ルピーで売られている。とは言えこの種の低価格製品を購入する際には、コンプレッサーの寿命や部屋のサイズも配慮する必要がある。
4月から9月に及ぶピーク・シーズンにも、魅力的販促キャンペーンが行われる可能性は有るが、オフ・シーズンは安い買い物の最良の機会を提供してくれると言う。