SEAnews 2005-02-07 ArtNo.34961

【コルカタ】Pramod Mittal／Vinod Mittal両氏に率いられるIspat Groupの海外子会社Global Infrastructure Holdings Ltd (GIHL)はナイジェリアの2鉄鉱山の権益を買収した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月4日、消息筋の言として報じたところによると、ナイジェリア政府はNigeria Iron Ore Mining Company(Niomco)傘下のItakpe／Ajaybanko両鉄鉱山の長期採掘権(mining concessions)をＧＩＨＬに付与した。両鉱山で採掘された鉱石は、ナイジェリア最大、220万トンの年産能力を有するAjaokuta Steel Company(ASC)に供給される。ＧＩＨＬはＡＳＣの支配権益も手に入れた。
Niomco傘下鉱山の鉄鉱石埋蔵量は約3億トンと見積もられ、鉄分64－68％の精鉱(iron concentrates)を年間270万トン生産できる選鉱施設を備えている。ＧＩＨＬは同キャパシティーを拡張する計画だ。ＧＩＨＬは、ＡＳＣに原料を供給するため1980年代に開発された中央ナイジェリアのKogi州に位置する同鉱山の経営改革と操業を引き受けるとともに、鉄鉱石の安定供給を保証した。ＡＳＣの工場施設は1979年に着工されたが、25年後の昨年11月になって初めて鋼線(wire rod)と軽量形鋼(light section)プラントの操業が開始された。目下月間4万トンの鋼線を製造しているが、今年5月にはピークに達し、年産130万トンの設備がフル稼働する見通しと言う。