SEAnews 2005-02-04 ArtNo.34952

【ムンバイ】電力取引会社PTC India Ltd(PTCIL:旧社名Power Trading Corporation)は、35件、合計2309ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電プロジェクトをリストアップし、これらのプロジェクトと長期電力購入契約を結ぶとともに、最大15％出資する計画だ。
インディアン・エクスプレスが2月1日報じたところによると、ＰＴＣＩＬは、アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のLanco Groupがチャッティースガル州Amarkantakで手がける300ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電プロジェクトの権益を30クロー(US$689万)で買い取る方針を最近決めたが、同決定も発電プロジェクト出資計画の一環である。
ＰＴＣＩＬは既にLancoと電力の長期購入覚書を交換している。ＰＴＣＩＬのTN Thakur会長兼ＭＤによると、同社はこれらのプロジェクトの金融アレンジを容易にするため、出資に応じる方針だ。この種の発電プロジェクトが早期に離陸すれば、取引可能な電力が拡大、ＰＴＣＩＬの市場参入も加速される。しかし35件のプロジェクトをリストアップしたからと言って、これら全てに直ちに出資する訳ではなく、取捨選択し、篩いに残ったものにラスト・マイル・エクイティー(last mile equity：仕上げ)として10－15％出資する。他のソースによりプロジェクト・コストの95－97％の手当が完了した際に初めて実際に資金を注入する。
リストアップされたプロジェクトには、Oil and Natural Gas Corporationの複数のプロジェクト(3000 mw)／SMEC West Seti水力発電プロジェクト(750 mw)／Karcham Wangtoo プロジェクト(1000 mw)／Chennai火力発電プロジェクト(1000 mw)／Vadinarプロジェクト(1200 mw)／Kameng水力発電プロジェクト(600 mw)／Maithan火力発電プロジェクト(1000 mw)／Gujarat Paguthan複合サイクル・ガス発電プロジェクト(700 mw)／Gujarat State Energy Generationの複合サイクル・ガス発電プロジェクト(595 mw)／Mejia火力発電プロジェクト(500 mw)／Baglihar水力発電プロジェクト(450 mw)／KVK Nilachalの火力発電プロジェクト(250 mw)／Torrentのグジャラート州におけるガス・ＬＮＧベースのプロジェクト(270 mw)／トリプラ州におけるガス・ベースのプロジェクト(280 mw)／Vemagiriのガス発電プロジェクト(370 mw)が含まれると言う。