2005-02-04 ArtNo.34949
◆Steel Exchange India、海綿鉄製造事業に進出
【ムンバイ】アンドラプラデシュ州Visakhapatnam(Vizag)を拠点に鉄鋼製品の製造・貿易業務を手がけるSteel Exchange India Ltd (SEIL)は、事業の後方統合化計画の一環として300クロー(US$6890万)を投じアンドラプラデシュ州内に海綿鉄製造施設を設ける。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月3日伝えたところによると、SEILはスクラップと海綿鉄を原料に合計15万5000トンの鉄鋼製品を製造する2工場をアンドラプラデシュ州に設けている。SEILのB. Suresh取締役によると、現在同社はVizag Steel Plantやその他のソースから海綿鉄を調達しているが、しばしば供給逼迫に直面している。このため次期会計年度にVizagもしくはEast Godavari県に日産500トンの独自の海綿鉄工場を設けることを計画している。必要経費は内部資金と借り入れで賄う。生産した海綿鉄の内日量250トンは社内で使用、残りの250トンは公開市場で売却する。
SEILは以上の計画とは別に、目下、10クロー(US$230万)を投じEast Godavari工場の年産能力を6万トンから8万トンに拡大するとともに、1.5クロー(US$34万)を投じアンドラプラデシュ州Simhadri工場の年産能力も5万トンから6万トンに拡大する計画を進めている。
SEILはまたモーリシャス拠点のSVR International Coal Ltdと、55:45の合弁会社Steel Profiles (Mauritius) Co Ltdを設立、スクラップの供給ビジネスに乗り出した。SEILは現在年間約6万トンのスクラップを必要とするが、拡張計画が完了すれば、8万トンに拡大する見通しだ。スクラップのコストはトン当たり1万5000-1万6000ルピーするが、新合弁会社を通じて調達すればトン当たり約1万ルピーで済む。SEILの第3四半期純益は3.58クロー(US$82万)をマークしたと言う。
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